2019年6月28日~30日
『宇和島真珠展』を開催します!
愛媛県宇和島で真珠を養殖している
“生産者”が来店し
直々に真珠の魅力を聞いていただけます。
成人や就職、結婚のお祝いの品として
また冠婚葬祭で欠かせない真珠は
日本人女性にとって
最も身近な宝石といえるかもしれません。
当日は、あこや真珠以外にも、黒蝶真珠や
パールのファッションジュエリーも
豊富に揃いますので、
お気軽にお越しくださいませ。
また、期間中は
遠州綿紬の「ぬくもり工房」さんと
コラボレーション企画を開催します。
店内には「ぬくもり工房」さんの
ポップアップストアが登場します。
遠州綿紬のハンカチや扇子等
素敵なアイテムもたくさん揃いますよ!
期間中に宇和島無調色真珠をご購入の方には
遠州綿紬の風呂敷で素敵なラッピングを
サービスさせていただきます!
ぜひ、足をお運びくださいませ。
生まれ育った街を出て、遠い土地に生活の拠点を移したとき、自分は故郷のことをあまり知らないのだと感じたことはありませんか。
故郷や日本の文化、歴史、特産、習慣…改めて質問され、答えられない自分を恥ずかしく感じた経験がある方も少なくないのではないでしょうか。
江戸時代を起源とする遠州地方の織物・遠州綿紬の製造・販売を手掛ける「ぬくもり工房」代表の大高旭さんも、実はそんな経験者でした。
織物の問屋を営む祖父と父の元で育っていても、地元の名産品である遠州綿紬のことをあまりご存知ではなく、県外での異業種経験を積んだ後、家業の手伝いを始めたことをキッカケに、ようやく本当の意味での「遠州綿紬との出会い」を果たしたそうです。
温暖な気候と豊かな自然に恵まれ、綿づくりに適している遠州は、三河、泉州と並んで、綿の三大産地として栄えた地。また、江戸時代に農家の冬の農閑期の仕事として「機織り」が始まり、昭和30年代には、スズキやトヨタの力織機の登場により遠州綿紬の全盛期を迎えました。
しかし、海外製品の進出により、平成に入ってからは、生産量は減少の一途をたどることとなります。
大高さんが「遠州綿紬」に出会った時は、まさに衰退中の産業となっており、誰もが再興を諦めていました。
こんなに素晴らしいものなのだから、この魅力を伝えなくては勿体ない!大高さんは、そう強く思われたそうです。
どちらかといえば熟年世代に人気のある綿紬。まずは若い世代に受け入れられない限り、綿紬の需要が増えることは難しいと考え、反物問屋ではなく、遠州綿紬の製品製造・販売を手掛ける「ぬくもり工房」を2006年に創業されました。
子供からお年寄りまで、幅広い世代に遠州綿紬の魅力を知ってもらいたい。
「つくる人・売る人・使う人」が幸せである事業を目指したい。
遠州綿紬だけに限定せず、地元資源を活用し、地域のモノづくりが継承される価値と収益を生み出すことに貢献していきたいと、大高さんは語ってくださいました。
遠州綿紬も宇和島の無調色真珠も、日本が誇る産業として、また、多くの人の心にあたたかさを与えてくれる物として、これからも期待が高まります。
今回はそんな素敵なアイテムのコラボレーションです。
≫古井 この度は、当社の宇和島真珠展とのコラボレーションにご協力下さり、ありがとうございます。よろしくお願いします。
≫大高 よろしくお願いします。
≫古井 宇和島の真珠も綿紬も、日本が誇る「モノづくり」という点で、つながりを感じています。伝統やなつかしさの中に、新しさを感じるというか。
≫大高 ありがとうございます。僕が事業を手伝い始めた15年ほど前は、綿紬は伝統工芸品であり、新しさはありませんでした。なんとかしてこの魅力を広めなければと思い、まずは小学校などで講義をすることから始めました。
≫古井 小学校で…子供たちの反応はいかがでしたか?
≫大高 通常、伝統工芸品というと、頑固なおじいちゃんの職人さんというイメージを持ちますが、当時20半ばだった「若者」の僕が伝えることで、みんなとても興味を持ってくれるようになりました。
≫古井 多分職人さんとは違った視点で綿紬の良さを伝え、共感できるような講義だったのですね!
≫大高 同時に、もっと日常で使えるアイテムに綿紬を活用できないかと思うようになりました。今までは、綿紬は反物として存在しているだけで、一般の方が触れる場面が限定されていました。どんなアイテムなら、手に取ってもらえるか、模索して少しずつ製品開発を進めていきました。
≫古井 なるほど…確かに私自身も、遠州綿紬に興味を持ったのは、ぬくもり工房さんの「はんかち」を店頭で見かけたことがキッカケでした。純粋に「かわいいなぁ」と心惹かれました。
≫大高 少しずつアイテムを増やしてきて、今では小物だけではなく、洋服も手掛けるようになりました。サムイなども、現代風にアレンジしたりしてるんですよ。
≫古井 商品はもちろんですが、ブランディングとかコンセプトがとても素敵だなと心から思います。センス溢れているというか。
≫大高 ありがとうございます。ようやくカタチになってきましたけど、苦労もしてきましたよ。
≫古井 そもそも、衰退しかけていた綿紬を、ここまで盛り上げてこられたということに本当に心打たれます。ご年配の方々だけでなく、若い層の方々からの関心もすごく高いですよね。
≫大高 そこを目指していますので(笑)あとは、地元の企業や作家さんとコラボレーションすることにも積極的に取り組んでいます。遠州のモノ作りの良さを知っていただく機会を作れたらと思ってます。.
≫古井 素敵ですね!
関心を持ってもらうことはとても大変なことだと思いますが、それをとても上手にされていますよね。
≫大高 いえいえ。関心を持ってもらった先に、ようやくモノの良さが伝わると思いますので。
≫古井 ジュエリーも、若者の関心が減ってきており、危機的状態にあります。なくなるものではないと思っていますが、どうやったら興味を持ってもらえるのか、実は私も日々悩んでいます。
≫大高 そうなんですね。
≫古井 今回、ぬくもり工房さんとコラボさせていただくことで、「モノづくり」を通して、ジュエリーの良さを伝えられたら嬉しいです。
≫大高 遠州が誇る綿紬と、真珠、共に盛り上げていきましょう。
≫古井 はい!よろしくお願いします。
2013年秋にオープンした、ぬくもり工房の本店。
遠州綿紬の反物はもちろんのこと
遠州綿紬を使ったオリジナルアイテムを取り揃えるほか
地元の名品を集める「いっぴん浜松」コーナーも。
建物は、かつて機織機につかわれていたという
こだわりの天竜杉で建てられていて、
店内は木と遠州綿紬、浜松の名品など
「浜松」のぬくもりを感じられる場所になっています。
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ぬくもり工房 本店
浜松市浜北区染地台3-12-25
TEL /053-545-6391
営業時間 / 10:00~18:00(水曜定休)
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松本真珠は自然から生まれる唯一の宝石である「真珠」を養殖から加工・販売まで一貫体制のもと、「真珠」のもつ美しさを一人でも多くの人々にわかって頂きたいと考えております。
おかげさまで、我が社も昭和35年の創業から半世紀を越え、これからもよりよい「真珠」を皆様にお届けできるよう、真珠業界になくてはならない企業を目指し、日々精進していきたいと思っております。
養殖された真珠を貝から取り出すことを「浜揚げ」といいます。
真珠の光沢・巻きがもっともよくなる1月頃、真冬の時期に海から上げられた真珠は、真珠の表面がガラスのようにコーティングされた「極上の真珠」に仕上がります。
真珠を浜揚げした後、良質な真珠を見定める厳選作業が行われます。厳選された真珠が製品になり、仕入れを行いお店に並ぶまでに約半年かかるとされ、6月~夏にかけて鮮度の良い「新鮮」な真珠が出回ります。
今回の「宇和島真珠展」ではそんな“新鮮な”真珠が勢揃いします!
南洋真珠最大の真珠貝である
白蝶貝(しろちょうがい)から採れる真珠は
華やかで目をひくゴールドと
気品あふれるホワイトという
ゴージャスな色合いが特長です。
ゴールド系はインドネシアやフィリピン海峡で採れます。
魅惑的な色とボリュームのある大きさが魅力の
ゴールデンパールも多数取り揃えております!
養殖真珠を作る過程で
たまたま貝に砂などが入り込んで
その周りに真珠層が形成されたものが
ケシパールと呼ばれています。
偶然の産物でできるケシパールは
天然の無核なので
真珠層が巻厚でキズが付きにくく
また、すべての形がそれぞれ違うという
ユニークな特徴を持っています。
厳しい海の中で、際立つ美しさを誇る珊瑚。珊瑚は、真珠と同じく有機質起源の宝石です。いわば自然がつくりあげた特別な宝石、天然の宝石です。
赤と白とのグラデーションの中で、さまざまな表情をのぞかせる、その美しさは古来より多くの貴人たちを虜にしてきました。
特に、その赤は生命の神秘のシンボルとして尊重され、様々な災厄から人々を守る霊力を備えた海の宝石として愛されてきたのです
幸福な結婚を想った女性が、負傷避けや魔除けを祈った兵士達が、我が子の健やかな成長を願った母親が、赤々とミステリアスに輝く珊瑚という宝石を手の中にそっと握ってきた。そうです、珊瑚とは、美しい装身用の宝石であると同時に、不思議な力を秘めたお守りでもあったのです。
そんな珊瑚は、真珠と多くの共通項を持っています。厳しい海で育まれた自然が産んだ宝石であるという点、日本が世界的な産地であるという点、それぞれの有力産地として知られる土佐も宇和島も四国に位置するという点です。私ども松本真珠が、これらふたつの海の宝石に着目したのは、とても自然な成り行きでした。
自然で鍛えられた真珠には濁りがなく、透明感が備わっています。淡く美しい真珠層、それこそが本物の真珠の証です。私たちは、美しい真珠を生み出すために、日夜、研究を重ねています。天然貝を真珠核の原料として用いるのも、そんな私たちのこだわりです。また、調色処理を施さないナチュラルホワイトパールも、私たちの努力の結晶と自負しています。そして、松本真珠の歴史に新たに加えられたサンゴパール(Coral Pearl)も同様に、私たちの真珠づくりの心と豊かな自然のコラボレーションであり、5年の歳月を経た後の結晶なのです。
サンゴパールは、これまであった人工的なピンク色の真珠とは大きく異なるものです。これまでにもあった調色によって出されるピンク色は、仰々しく、ややもすれば品に欠けてしまいます。これに対して、サンゴパールは、淡い薄桃色の、透明感のある品性を備えた真珠に仕上げられています。
これを実現しているのは、サンゴパールの真珠核に用いられている、厳選された天然の珊瑚。そして、この珊瑚を提供してくれているのが、高知県宿毛市に拠点を構える菊地珊瑚加工所なのです。この加工所は、珊瑚の産地として世界に名を馳せてきた土佐の伝統を受け継ぐ珊瑚専門店です。
つまり、松本真珠が長い歳月の末に商品化に成功したサンゴパールは、四国が世界に誇る真珠と珊瑚のコラボレーションとなるわけです。そのナチュラルな美しさは、見る者の心を掴んで放しません。
さぁ、宇和島真珠展では、そんなサンゴパールを思う存分見て触れて感じて、お楽しみくださいませ。
宇和島真珠 × 遠州綿紬 ぬくもり工房
成人や就職、結婚のお祝いの品として、また冠婚葬祭で欠かせない真珠は日本人女性にとって最も身近な宝石といえるかもしれません。愛媛県宇和島で真珠を養殖している真珠職人直々のお話、聞かれにきませんか?
当日は、あこや真珠以外にも、黒蝶真珠や真珠のファッションジュエリーも豊富に揃いますのでお気軽にお越しくださいませ。
今回は、遠州綿紬のぬくもり工房さんとコラボレーション!予約をしてご来店された方には、遠州綿紬のハンカチ等のアイテムをプレゼントさせていただきます!