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宝石言葉は、「幸運、幸福、清廉」

エメラルド

古代ローマでは庭園と耕作地の女神ヴィーナスに捧げられた石、エメラルド。「宝石の女王」とも呼ばれるこの石は、その澄んだ鮮やかな緑色で、古代エジプトの女王クレオパトラや、聖書に出てくるソロモン王、ローマ皇帝ネロなど、古来より多くの人々の心を魅了してきました。名前の由来は、「緑の貴石」という意味の古代サンスクリット語「スマラカタ」という言葉が元になっています。ユダヤ教では「聖なる石」、カトリックでは「法王石」と呼ばれ、キリストの親切・善良な心を象徴する石として尊ばれてきました。また、キリストが最後の晩餐で用いた聖杯は、エメラルドで出来ていたとも伝えられています。

自然の豊穣や生命、再生力を象徴し、高い治癒力を持つと言われた石

その癒しの力は、高ぶる神経を静め、気持ちを落ち着かせて、疲れた体を癒してくれます。
また、長寿や健康をもたらすともされています。他にも、肝臓病や食中毒、毒虫の刺し傷、眼病の治療などに用いられていたそうです。エメラルドを妊婦の腿か、子宮のところに置くと、分娩を早めたり遅らせたりすることができたと伝えられることから、安産のお守りとしても用いられたりします。天然のエメラルドには、「石れい」と呼ばれる内包物や細かいキズがあるのが一般的です。「キズのないエメラルドを得ることは、欠点のない人間を探すよりも難しい」ということわざがあるほどで、キズや内包物のないものは百万個に一個くらいなのだとか。質のいいエメラルドが、ダイヤモンドよりも価値があるのもうなずけます。そのため、宝石として加工される際には、キズを目立たなくするため、無色のオイルや樹脂の含浸が行われるのだそうです。

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